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特急形気動車(HOT7000系) /智頭急行

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智頭急行の特急形気動車(HOT7000系)です。

中国山地を通過する智頭急行智頭線および西日本旅客鉄道(JR西日本)因美線は、山岳路線ゆえに急勾配・急カーブが続く区間がある。この高速運転に不適な条件を克服するため開発された、振り子機構装備の高速気動車です。
形式称号のHOTとは、智頭線の沿線である Hyogo(兵庫県)、Okayama(岡山県)、Tottori(鳥取県)3県のローマ字表記の頭文字に由来し、番号の7000は機関出力が約700PSであることに由来しています。

気動車における振り子機構は、エンジンから台車への動力伝達によって生ずる反作用から困難とされてきたが、2基のエンジンを点対称に配置し、各台車への動力シャフトを逆回転させて回転力を相殺させることで反作用を打ち消し、またカーブ進入時には、遠心力による自然車体傾斜に先行して機械的に車体傾斜を生じさせ、乗り心地の改善を図る「制御付自然振子方式」を採用。これらの特徴は先行して登場していた四国旅客鉄道(JR四国)2000系に準拠したものである。なお、2000系と異なり、各車の出入口は片側1箇所です。エンジンはコマツ製SA6D125H (355PS/2,000rpm) を各車に2基搭載し、液体変速機は変速1段・直結2段式である。現行の営業最高速度は130km/hであるが、ブレーキの改良により将来の160km/h運転に対応した設計となっています。

デビュー当時から先頭車両前部にテレビカメラを設置し、客室の前後端にある液晶モニターに前面展望映像を映し出しています。
このほか、全列車・全車両の車内LED表示器で文字放送(ニュース・天気予報)サービスを2008年11月から開始した。表示区間は「通常の案内表示をしない区間」で、8 - 13箇所(列車による)で表示する。4号車に「文字放送受信機」設置しています。

編成・形式は6形式。HOT7050形はグリーン・普通合造車、そのほかは普通車である。先頭車にはトイレは設置されていません。当初は普通車のみであったが、1997年にはグリーン・普通合造車のHOT7050形が登場し、2003年までに6形式・計34両が富士重工業で製造されました。通常は、下表の5両編成を組成。なお、Mc1・Mc1'・M1の代わりにMc2が組み込まれることがあります。多客時は2号車と3号車の間に増2号車としてMc2・M1・M2のいずれかが組み込まれて6両編成で運転されています。初期は7両編成で走ることもあったが、郡家駅のホーム有効長の関係で現在は行われていません。

2009年までに、全車両に「なごみの空間」をテーマに、シートや内装、トイレなどのリニューアル工事を施工している。リニューアル工事により全列車とも全車両禁煙となり、1・5号車に喫煙ルーム(2009年6月に廃止)が設置された[2]。1号車HOT7010形と貫通型運転台付きHOT7020形車両の携帯電話コーナーは撤去され、飲料の自動販売機が設置されました。
リニューアル車の展示会は、2007年8月5日:展示会を鳥取駅2番のりばでを実施。リニューアル車が公開されました。2008年8月2日:展示会を倉吉駅3番のりばで実施。また、試乗会を鳥取駅 - 智頭駅間(片道)と智頭駅 - 大原駅間を往復する区間で実施。
2008年8月3日:展示会を神戸駅1番のりば、京都駅7番のりばで実施。このリニューアルにより、2008年度グッドデザイン賞「身体の移動 領域部門」を受賞しました。


 

 

 

 

 


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