陸上自衛隊の装備。機械式クレーンに代わる器材として各施設科部隊に装備されている。運転席と操作室が同じであり、作業時に乗り換える必要がない。災害派遣だけでなく、築城作業などに使用される。
民間ではラフテレーンクレーンなどと呼ばれる。 ただし建築業界ではトラッククレーンという場合、運転席と操作室が別の物(トラックフレーム上に操作室を含むクレーン機構を架装した車両)を指すので注意が必要。
特徴
くい打ち、吊り上げなどなんでもこなす。機械式クレーンに代わり、施設科などで活躍している。最小回転半径が5m未満という、重機にしては小回りがきくことも特徴のひとつであるが、これは四輪操舵によるところが大きい。
諸元
全長:10520mm
全高:3420mm
全幅:2490mm
総重量:23540kg
最小回転半径:4.7m
最高速度:49km/h
登坂能力:30°
クレーン移動範囲:8.5m~30.6m(ブーム)、7.4m~12.0m(ジブ)
※諸元は一例。多数のバリエーションあり。
製作 タダノ/コベルコ建機