西川原駅は、就実大学・就実短期大学を運営する学校法人就実学園が駅の建設費全額を、岡山市が駅の周辺整備費をそれぞれ負担して設置された岡山県内で最も新しい駅です。線路名称上では山陽本線単独駅ですが、運転系統上赤穂線の列車も乗り入れ、西川原駅に停車する。
新駅の駅名について、JR西日本側が地名の「西川原」、地元西川原地区や就実学園側が「就実大前」をそれぞれ主張し、駅の設置協議が難航した経緯から、時刻表や運賃表、路線図に表示される正式駅名は「西川原」となり、同駅の駅舎やホームの駅名表示、列車の車内放送は「西川原・就実(にしがわら・しゅうじつ)」となりました。岡山県岡山市中区西川原一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線の駅です。
駅南西側には就実大学・就実短期大学があり、付近は閑静な住宅街が広がっている。駅北側の付近の主要道路(都市計画道路万成国富線)沿いには、飲食店や病院などが相次ぎオープンしています。車でのアクセス用のロータリーがありますが、高架下に整備されています。
相対式ホーム2面2線を持つ高架駅です。分岐器や絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。ホームとは階段と踊り場のある90mのスロープで結ばれているが、いずれも屋根が無く雨ざらしです。エレベーターの設置予定はなく、バリアフリーの観点から利便を心配する声も存在する。階段付近のみわずかに上屋が設置されています。かなり狭いホームで、「黄線の内側」は狭いホームのさらに半分以下です。ホームは貨物列車が通過するときは結構揺れます。
ICOCA利用可能な有人駅で簡易自動改札機が設置されています。岡山駅が管理し、ジェイアール西日本岡山メンテックが駅業務を受託する業務委託駅。みどりの窓口は設置されていない上、窓口での出札そのものも行われておらず、乗車券は自動券売機でのみの購入となる。自動改札機が簡易式であるため、降車客の乗車券は駅係員が集札するが、窓口非営業時は改札機裏側の集札箱に乗車券を投入する形になる。トイレは改札内で駅務室の隣にある。
なお、既存の鉄道高架を利用して作られた当駅は建設予算による制約のためか窓口のある駅務室をはじめ全体的に簡易的に作られており、ホームとその連絡通路を除き駅舎と呼べるような建物は設けられていない。
西川原駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先
1 ■山陽本線 上り 和気・姫路方面
■赤穂線 西大寺・播州赤穂方面
2 ■山陽本線
(■赤穂線含む) 下り 岡山・倉敷・福山・新見方面
開業当時からご当地メロディはなくJR西日本旧標準の入線ベルが使われていたが、2011年より放送の言い回しを一部変更の上、JR西日本標準の入線メロディが流れるようになった。
2004年(平成16年)3月 - 就実学園がJR西日本岡山支社に、高島駅 - 岡山駅間への新駅設置に関する要望書を提出。
2007年(平成19年)
5月7日 - JR西日本が中国運輸局に事業基本計画の変更認可(新駅設置認可)を申請。
9月14日 - 新駅設置工事の着工。
2008年(平成20年)3月15日 - 開業。
電報略号 シワ
駅構造 高架駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度- 2,306人/日(降車客含まず)
-2010年-
開業年月日 2008年(平成20年)3月15日
備考 業務委託駅(出札は券売機のみ)
* 正式駅名は「西川原」であるが、駅名標含む構内の駅名記載は「西川原・就実」