資材運搬車は、陸上自衛隊で使用されている車両です。
民間向けのゴムクローラーキャリアダンプを陸上自衛隊仕様にして採用している。ゴム製の履帯により登攀能力30度、超塹能力1mと、高い路外走行性能があります。普通科部隊、特科部隊、施設科部隊に装備し、主として不整地地域における弾薬の運搬、築城資材等の極地輸送に使用する。コンパクトですがけっこう力持ち。クレーンは2tの物資を吊り上げる事もできる。座席はセパレート式で、左側が運転席となる。
操作はいたって簡単だそうで、両足の間に位置するT字型のレバーを前へ倒すと前進、後ろへ倒すとブレーキ、左へまわすと左折、右へ回すと右折、とまるで模型のリモコンのようである。
小型なことから大型トラックで輸送可能です。
民生品である諸岡製のキャリアダンプをそのまま流用しています。東日本大震災では、被災各地での行方不明者捜索に伴うガレキ撤去作業に使用されました。
全長 約4,300mm
全幅 約2,150mm
全高 約2,185mm
車輌重量 約5t
乗員 2人
最大積載量 約3t
最高速度 約20km/h
懸架・駆動 ゴムクローラー
製作 諸岡