よど型巡視艇(よどがたじゅんしてい)は海上保安庁の巡視艇である。分類上は、Patrol Craftを略したPC型で、公称船型は35メートル型
消防巡視艇と呼ばれ、はまぐも型巡視艇の消防能力を更に向上させている。本型の毎分16800リットルという消防能力は、純粋な消防艇であるぬのびき型消防艇の毎分14000リットルをも上回っている。
平成12年補正予算と平成13年度第2次補正予算で4隻が予算化され、東日本大震災を受けて平成23年度第3次補正予算で10年ぶりに6隻が予算化された。2013年に平成23年度第3次補正予算分の6隻が就役することによって、老朽化が進んでいたひりゆう型消防船とぬのびき型消防艇を置き換えている。
PC-55 ふどう 「消防機能強化型巡視艇」
竣工:H25.01.28 造船所:隅田川造船 管区:第五管区 配置:神戸
●総トン数:125t
●主要寸法:全長37.0m×幅6.7m×深さ3.4m
●エンジン:ディーゼル2基ウォータージェット2基 出力:5200PS
●速力:約25kt
●船質:鋼
●主要装備:なし
●航行区域:沿海
●放水銃の放水方向や距離は、操舵室上の赤外線カメラと連動させつつコンピューターで自動調整され、マスト上の2基の放水銃は油圧駆動により水面から17メートルの高さまで延ばすことが出来ます。