ナニワ工機で1950年6月製の片上鉄道オリジナル車。輸送力の増強を目的とした客車です。木造車の台枠、台車を使った鋼体化車。オープンデッキが目に留まります。台車は種車から転用されたイコライザータイプ。デッキには小さなテールライトが付いています。車内はセミクロスシートであるが、ロングシートの部分が結構多い。クロスシートの背もたれにはモケットが付いていないため、板張りに直接もたれなくてはならなかった。
朝夕の通勤通学者の輸送に活躍したほか貨車と混結した混合列車にも長く使用されました。2004には貴重な松葉型スポーク車輪が残っています。
同型車には2001・2002・2005がありました。ホハフ2001と2002は、それぞれ元国鉄のサハ78019、スロ3325の台枠を利用して改造された。ホハフ2003~2005は新造されたことになっているが、実際にはこちらも元国鉄ナハ2300系の台枠が利用されています。ホハフ2001は昭和47年に廃車、2005は晩年に予備車としての扱いを受け、長期間にわたり吉ヶ原に留置されていたが、昭和63年に廃車となりました。
全長:17.6m
自重:22.5t
定員:140人