立野駅(たてのえき)は、熊本県阿蘇郡南阿蘇村大字立野にある、九州旅客鉄道(JR九州)・南阿蘇鉄道の駅です。旧所在地の長陽村は平成17(2005)年2月に周辺3村が合併し「南阿蘇村」となりました。
JR九州の豊肥本線と、南阿蘇鉄道の高森線の2路線が乗り入れる。高森線は当駅が起点である。JR豊肥本線はスイッチバック構造となっており、全列車が停車する。
JRは島式ホーム1面2線を有する地上駅である。
駅舎は駅前への階段下にあるため、構内からだと車庫に隠れて見えない。
互いのホームは構内踏切で連絡している。
南阿蘇鉄道は単式ホーム1面1線を有する地上駅である。かつては島式ホーム1面2線であった。
JRの駅本屋はJRホームから見て構内踏切を渡った地点に所在する。駅本屋を出ると正面に南阿蘇鉄道高森線のホームがあり、右手が外部へ出る折返し階段となっている。
また、南阿蘇鉄道の駅本屋は高森線のホーム上にある。階段や高森線ホームなどが狭い空間に配置されているためJR駅舎の出口周辺は奥まった雰囲気がある。
JR側待合室には木製の長椅子が設置。自動券売機あり。
JR、南阿蘇鉄道共に無人駅である。
豊肥本線の当駅は勾配緩和のための3段式スイッチバック設備を有する駅として知られる。
駅舎およびホームはスイッチバック構造の底点に位置している。
熊本方面から来た豊肥本線の列車は当駅(スイッチバック底点)で進行方向を変えて後進し、スイッチバック頂点に向かう。頂点でさらに進行方向を変えて前進し大分方面に向かう。
のりば
南阿蘇鉄道ホーム ■高森線 高森方面
JRホーム 1 ■豊肥本線(上り) 肥後大津・熊本方面
JRホーム 2 ■豊肥本線(下り) 阿蘇・大分方面
南阿蘇鉄道ホームは国鉄時代、0番線だった。
1916年(大正5年)11月11日 - 宮地軽便線の駅として鉄道院が開設。
1922年(大正11年)9月2日 - 宮地軽便線が宮地線に改称。
1928年(昭和3年)12月2日 - 豊肥本線が全線開通、宮地線を豊肥本線に編入すると共に立野 - 高森間を高森線に分離。
1986年(昭和61年)4月1日 - 高森線が南阿蘇鉄道に転換。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により豊肥本線を九州旅客鉄道が継承。
2012年(平成24年)7月12日 - 九州北部豪雨により不通となったが、同年7月24日に当駅を含む区間は運転を再開した。
2013年(平成25年)4月1日 - 無人化。
■南阿蘇鉄道
所属路線 ■高森線
■九州旅客鉄道(JR九州)
所属路線 ■豊肥本線
電報略号 タテ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度- 387人/日(降車客含まず)
-2005年-
開業年月日 1916年(大正5年)11月11日
備考 共同使用駅
JR九州:無人駅