大野下駅(おおのしもえき)は、熊本県玉名市岱明町大野下にある、九州旅客鉄道(JR九州)鹿児島本線の駅である。玉名市の南西部、旧・岱明町の西のはずれに位置している。
現在、駅隣接の貸し駐車場や駅裏の平地となっている部分は貨物などの操車場があった。駅の南500mにある大ソテツは樹齢1000年ともいわれる古木で、天然記念物に指定されています。
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。互いのホームは跨線橋で連絡しています。駅舎は上り側ホームに面しており平屋建です。バリアフリー化ともない駅の規模は大幅に縮小されました。待合室は独立し、冷暖房完備となりました。2010年3月に解体された旧駅舎は、太平洋戦争中、米海軍空母艦載機による空襲の際に受けた機銃掃射痕が天井に残っていた。2010年3月に新駅舎の使用を開始した。新駅舎には常設展示として、旧駅舎の弾痕の付いた天井板の保存と解説が設けられている。
かつては九州交通企画が駅業務を行う業務委託駅であったが、地元の要望から完全無人駅化はされず2010年4月1日より地元自治体が委託管理する簡易委託駅となり、早朝夜間を除き地元民の駅係員が常駐している。簡易委託化に伴い、POS端末は撤去された。近距離きっぷの自動券売機が設置され常時購入可能だが、駅係員がいる時間帯は窓口から手書き切符の購入もできる。駅係員がいる時間帯は、駅内の畳敷き休憩室を利用出来る(駅係員不在時、休憩室は施錠され利用出来ない)。
のりば
1 ■鹿児島本線(上り) 大牟田・博多方面
2 ■鹿児島本線(下り) 熊本・八代方面
1928年(昭和3年)11月28日 - 鉄道省が開設。
1945年(昭和20年)8月12日 - 荒尾駅方面から鹿児島本線路線沿いに飛来して来たロッキードP38の機銃掃射を駅舎に受ける。当時、兄の切符を買いに来ていた国民学校初等科の女生徒が退避姿勢をとっていたものの、銃撃の跳弾を受け駅舎内で亡くなった。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承。
2010年(平成22年)
3月13日 - 旧駅舎さよならイベント開催。
3月15日 - 新駅舎の使用を開始。
4月1日 - 駅業務を簡易委託に変更。
2012年(平成24年)12月1日 - 交通系ICカードSUGOCA対応。
電報略号 オノ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1928年(昭和3年)11月28日
備考 簡易委託駅