マルタイとのペア作業で使用されるブラウ月の大型保線車両です。マルタイが突き固めた道床(バラスト)を全部に備えたブラウを整えてさらに{ダイナミックスタビライザー}という振動発生装置を使用し道床を締固めて、線路の安全と列車の乗り心地を保ちます。
そして、仕上げにはレール内外に残った砂利を回転するブラシできれいに掃き飛ばすことができます。
この車両は安全性を高める、大きなフロントガラスが特徴の最新型で「道床整理車」という名称でも呼ばれています。
東鉄工業株式会社は、東京都新宿区信濃町に本社を置く建設会社である。創業時の経緯から鉄道工事に強みを持ち、現在はJR東日本とつながりが深い。
1943年(昭和18年)に鉄道の輸送力確保を目的に、当時の鉄道省の指示で国策会社として設立された。戦後は鉄道以外の工事にも進出し、2013年(平成25年)には創業70年を迎える。
線路・土木・建築・環境の4事業のなかで、線路事業では、JR東日本管内の線路メンテナンスの約3割を担うなど、国内最大規模である。また、メンテナンスだけでなく新幹線、高速道路、マンションなどの工事でも多くの施工実績がある。
大株主であり最大顧客でもあるJR東日本からは、線路の保守以外にも鉄道の安全・安定輸送に係る鉄道施設の工事を受注している。 バブル崩壊後の建設不況の中で、財務体質の強化や不採算工事の排除などの経営改革を行い、2009年3月期から4期連続で有利子負債ゼロを達成するなど安定した財務内容を誇る。