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若桜駅(1) /若桜鉄道若桜線

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若桜駅は静かな旧城下町、鳥取県八頭郡若桜町若桜にある、若桜鉄道若桜線の駅。若桜線の線内唯一の直営駅で終着駅です。若桜鉄道の本社・車庫がある中心駅です。鳥取県最東端の駅。他の沿線自治体と合わせても人口がそれほど多いわけでもなく、路線に並行してバスが多く走っているので、鉄道の経営は厳しいようです。

車止めに向かって右側に単式ホーム1面1線を有する地上駅で、側線も敷設され、夜間滞泊があります。標準の赤いトタン屋根、庇の正面には大きな時計がある木造駅舎です。庇の内側には林業の町を表すような木製駅名板があります。

駅舎内に若桜鉄道の本社が置かれていると共に図書コーナがあり 列車を待つ間に本を読む事ができます。この本は、降車時に乗務員に返却する事を条件に 列車内に持ち込む事もできます。唯一の社員配置駅で、窓口で乗車券(硬券)やグッズ等を発行・販売している。不在時は車内精算。また、改札外に男女別の水洗式便所が設置されている。駅舎内は改装され昔ながらの面影は残っていません。待合室にはかつて使用されていた信号機器が展示されています。


構内には蒸気機関車 (SL) を運転するための設備がいくつか残っており、個人が転車台の修復を行ったことをきっかけに若桜駅SL保存会が結成されました。構内東端に給水塔と転車台が残っています。2007年(平成19年)8月8日に蒸気機関車C12 167を兵庫県多可町より譲り受け、保存活動を行っています。

機関車の見学などで構内に入るには、入構券(大人300円・小人無料)が必要。運転台内部の見学も可能となっている。また、夏休みなどで時々SLの復活運転(走行に際しては石炭と水ではなく圧縮空気を用いている)が行われることがあります。
2008年(平成20年)に若桜鉄道若桜線の古い施設が一括して国の登録有形文化財に登録された(若桜駅、丹比駅、八東駅、安部駅、隼駅、因幡船岡駅の施設)。日本全国で初めての例です。

1930年(昭和5年)12月1日 - 国有鉄道若桜線が隼駅から延伸し、その終着駅として開業。旅客・貨物の取扱を開始。
1974年(昭和49年)10月1日 - 貨物取扱を廃止。


1987年(昭和62年)
4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる。
10月14日 - 若桜線の第三セクター化により、若桜鉄道の駅となる。
2008年(平成20年)7月23日 - 登録有形文化財に登録。

電報略号 ワサ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1930年(昭和5年)12月1日
備考 直営駅

 


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