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三菱・ランサーエボリューション 第3世代(セダン:CT9A/ワゴン:CT9W)(痛車)

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ランサーエボリューション(LANCER Evolution 、ランエボ)は、三菱自動車工業が生産、および販売していた自動車である。

型式名“GH-CT9A”。通称“エボVII”
ベースモデルは前年にフルモデルチェンジしたランサーセディアになり、エボVI以前のモデルと比べ、おとなしい外観となった。新開発のボディは、サスペンション取付部やボディフレーム結合部の補強や、専用リーンフォースメントの追加、スポット溶接の追加、ストラットタワーバーの採用などにより、エボVI比1.5倍の曲げ剛性を実現した。またランサーエボリューションVIIからヘッドライトにHIDが採用され、以降のエボシリーズはGSRグレードにHIDが標準装備されている。
ベースモデルのランサーセディアのボディが大型化したことや、アクティブ・センター・ディファレンシャル(ACD)の新規採用による重量増から、「大型ボディと重さで運動性が悪くなる」「エボの進化はVIまで」という前評判が囁かれていた[誰によって?] が、実際にはそのような問題は杞憂であった。
前後輪の差動制限を電子制御するACD(電子制御可変多板クラッチ機構)をエボVIIで新規採用した。道路のコンディションに合わせて、『ターマック(舗装路)』・『グラベル(未舗装路)』・『スノー(雪道)』の3モードを車内のスイッチで切り替え、センターデフをコントロール可能で、パーキングブレーキ作動時に作動制限をフリーにする機能も採用された。この機能により、ラリーやジムカーナなどの競技での急旋回が容易になり、前モデルにも増して、旋回性能を高めた。ギア比もエボVI比で、1速がローギアード化され、5速はハイギアード化された。また、これだけの変更点を持ちながら車両本体価格はGSRで299万円[15]と、エボVIよりも安価[16]になり、バーゲンプライスとも取れるほどの価格設定となった。
CP型までは「ランサー GSR/RS エボリューション」という、ランサーGSRまたはRSのエボリューションモデルという表記だったものが、このモデル以降は「ランサーエボリューション GSR/RS」と、ランサーエボリューションで一つの車名であるという表記に変更された。
このモデルより三菱はWRCでの活動をグループAからCS2A・ランサーセディアをベースとしたWRカーに移行(ネーミングのみエボリューションを継承)したが、これはランサーエボリューションとランサーセディアで全長などの違いから、「ランサーエボリューションはランサーエボリューションという単一車種であり、ランサーセディアのバリエーション車種ではない」とされてしまい、販売台数の不足からWRカー規定のホモロゲーションが取得できなかったためである。そのためエボはグループNおよび全日本ラリーやスーパー耐久などの国内レース向けのモデルに特化していくことになる。

三菱・ランサーエボリューションVII
GH-CT9A
Evolution VII GSR
Mitsubishi LANCER EVOLUTION VII (GH-CT9A) front.JPG
製造国 日本の旗 日本
販売期間 2001年2月
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドア セダン
エンジン 4G63型:2.0L 直4ターボ
駆動方式 4WD
最高出力 280PS/6,500rpm
最大トルク 39.0kg-m/3,500rpm
変速機 5速MT
サスペンション 前:マクファーソンストラット式
後:マルチリンク式
全長 4,455mm
全幅 1,770mm
全高 1,450mm
ホイールベース 2,625mm
車両重量 GSR:1,400kg
RS:1,320kg


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