CARTIVATOR(カーティベーター)とは、「モビリティを通じて次代に夢を繋ぐ」ことを使命に、日本発の空飛ぶクルマを開発する有志の活動。
概要
2012年に発足し、現在は2020年東京オリンピック・パラリンピック大会での発表、2025年の第一モデル発売を目標とする。資金資材の管理及び団体の運営を一般社団法人 CARTIVATOR Resource Managementが担い、活動・開発は若手技術者・ベンチャー関係者を中心とする有志の参加者が推進している。2017年5月に、トヨタグループ15社より4250万円の支援を受けることが決定した。2018年末までに有人の試作機を完成させる予定。
構造
マルチコプターの一種で電動機でプロペラを駆動する。
課題
電気エネルギーを使用するので高出力の充電池またはガスタービン発電機が必要。回転翼面荷重が大きいので効率が低い。
CARTIVATORのHPより
自動車・航空業界、スタート関係の若手メンバーを中心とした業務外有志団体です。 『モビリティを介して次世代に夢(=能力の拡張)を提供する』ということをミッションに、毎週活動を行っています。具体的にはエンジニヤやデザイナーなどのバックグラウンドを持つメンバーを中心に、空飛ぶクルマの技術開発と事業開発に取り組んでいます。プロトタイプと理論構築を行い、量産インフラを持つ大企業との連携を目指しています。Cartivatorは、自動車業界や航空業界で働く若いボランティアのグループとスタートアップ企業によって組織されています。私たちの使命は、「モビリティを通じて夢を次世代につなげること」です。私たちのチームは、多様な職業的背景を持つ人々で構成されており、毎週末にフライングカーの開発に向けて懸命に取り組んでいます。私達はプロトタイプを作り、飛行制御の理論を確立し、そして飛ぶ車の大量生産を現実にするために主要な企業と形作ることを目指します。
クルマを始めとするモビリティは人々の移動能力を拡張することで、より遠くに行ったり、自分の思い通りに操る喜びを提供し、人々の生活を豊かにしてきました。しかし、クルマであれば道路が、飛行機であれば空港や滑走路が必要であり、整備には多大な投資を必要とします。今後、人口爆発が予想される新興国において、莫大な費用の捻出は容易ではなく、交通インフラ不足が成長の妨げとなりかねません。そこで我々は、インフラ不要の“真に自由な移動”を実現し、『2050年までに誰もがいつでも空を飛べる時代を創る』ことを目指します。そしてこのビジョン実現のためには、道路や滑走路を必要としない垂直離着陸型で、コンパクトな空飛ぶクルマが必要となります。他にも街中での利用を想定した静粛性や、全天候対応、絶対的な安全性・信頼性の確保が必要であり、実現のハードルは非常に高いと云えます。しかし、この空飛ぶクルマが実現されれば、空からの景色を自由に楽しむことや、今まで行くことの出来なかった場所への移動、そして渋滞を回避したスムースな移動といったことも夢ではなくなります。そういった世界の実現に向けて、まずは第一目標として、2020年東京オリンピックの聖火台に火を灯すことを掲げています。
全長|Length 3,600mm
全幅|Width 1,700mm(走行時)/3,100mm(飛行時)
全高|Height 1,100mm
飛行速度(目標)|Maximum Flight Speed (Target) 100km/h
走行速度(目標)|Maximum Driving Speed (Target) 60km/h
高度(目標)|Flight Altitude (Target) 50m
搭乗員数 2人
最大離陸重量 400kg
燃料 バッテリー(電動)
KEY FEATURES
1. 世界最小サイズ|World's smallest
2. 公道から離陸可能|Take off from public roads
3. 直感的に操縦可能|Intuitive operation