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静岡鉄道1000形電車 (ちびまる子ちゃんのラッピングトレイン)

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静岡鉄道×ちびまる子ちゃんランドのコラボラッピングトレイン
ちびまる子ちゃんのイラストに彩られた車両が、
まる子ちゃんの生まれた街を駆け抜けます!


【1011号編成】 

車体のラッピングはもちろん「ちびまる子ちゃん」仕様、車内アナウンスの一部は「まる子」がアナウンス。車両内のつり革も特別仕様になっています。

1000形
100形や300系などの在来車の置き換え用に製造された車両である。東急車輛製造にて2両編成12本(合計24両)が製造された。編成はクモハ1000形(Mc・静岡側)-クハ1500形(Tc・清水側)となっている。2017年4月現在で10編成が在籍しており、300系の車体をモチーフにした編成や、ちびまる子ちゃんラッピングを施した編成もあるなど、バラエティに富んでいる。


全長18mのオールステンレス車両。走行機器類は300系を基本にし、主電動機は定格出力100kWの直流直巻電動機、抵抗制御で中空軸平行カルダン駆動方式を採用している。
1973年に1次車が登場し、その後鉄道友の会静岡支部より「79年 おれんじ賞」を授与されている。
A3000形への置き換えに伴い、2024年までに全編成が引退する予定。2016年3月24日のA3000形第1編成の営業運転開始に先立ち、クモハ1004 - クハ1504編成が同年3月11日に営業運転を終了した。2017年5月現在1004編成と1002編成が引退している。

『ちびまる子ちゃん』(ちびまるこちゃん)は、さくらももこによる日本の漫画・同作品を原作とするテレビアニメである。また本作の主人公のニックネームでもある。

車体に高抗張力ステンレス鋼を使用した静岡鉄道初のオールステンレス車両[3]である。 静岡清水線の在来車両置き換えのために、制御電動車クモハ1000と制御付随車クハ1500からなる2両固定編成が1973年から1985年(昭和60年)にかけて12本の計24両が導入された。なお、運用開始後鉄道友の会静岡支部より「79年 おれんじ賞」を授与されている。

車体
東急7200系電車に類似した18 m級3扉という基本的な車体規格は300形と共通であり、側面窓配置はdD3D3D1(d:乗務員扉, D:客用扉)となっているが、本形式においては戸袋窓は設置されていない。ステンレス車体を生かして外板は無塗装とされ、軽量化および保守の容易な構造となっている。

 

まるまるぜんぶちびまる子ちゃん   TVサントラ ポニーキャニオン

 

前面デザインは運転台からの視界確保を目的として大型窓の非貫通形状とされ、窓ガラスには安全性強化を目的として防曇特殊強化ガラスを用いている。側面窓にはバランサー付きの一段下降窓を採用し、客用扉には幅1,300 mmの両開き式扉を採用した。

運転台
力行とブレーキを一本のハンドルで操作するワンハンドルマスコンを採用した。計器盤はデスクタイプとされ、走行中に必要な各種灯具やスイッチ類は確認・操作がしやすいように取付位置を検討したほか、運転士の姿勢や足回りのスペース等乗務時の疲労低減や保守作業のしやすさも考慮されている。

内装
室内および天井にはメラミン樹脂積層合金のアルミデコラを使用して無塗装とし、床面はステンレスのキーストンプレートにユニテックスを充填したうえで、厚さ3 mmのロンリウムを用いて被覆した構造とした。室内照明には、40 Wのラピッドスタート形蛍光灯を14本と15 Wの予備灯を4灯設置した。 また、座席はすべてロングシートである。

主要機器
主制御装置は、東洋電機製造製で一台で4台の主電動機を制御する1C4Mの発電ブレーキ付電動カム軸式制御器ES769-A-Mもしくは同ES769-A1-Mを採用した。いずれも制御方式は抵抗制御方式である。 これらの制御器は応荷重装置を設け、定員200 %まで加減速度を一定に保つことができるほか、空転検知機能を持つ。

主電動機は、東洋電機製造製の直流直巻電動機であるTDK806/6-GおよびTDK806/6-Jを採用した。いずれも300形の主電動機であるTDK806/6-Fと比較して出力強化がなされた改良型であり、両者共基本性能は同一である。駆動装置はKD-320-Aハスバ歯車一段減速中空軸平行カルダン駆動装置を採用した。歯車比は300形と同じく84:15であり定格速度も同系列と同じ35.8 km/hとなっている。

補助電源装置は、当初東洋電機製造製の電動発電機(MG)であるTDK368-A(出力7 kVA・100 V - 60 Hz)およびバッテリーとしてアルカリ電池(100 V、20 Ah)を搭載したが、新製冷房車となった1009編成以降、MGは冷房用電源を供給するための大容量化およびメンテナンスフリー化を計ってブラシレス電動発電機であるTDK-3314-A(出力60 kVA・3相交流200 V - 60 Hz)に変更された。電動空気圧縮機(CP)はHB-1500B(吐出量1500 L/min)を1台搭載する。

ブレーキ装置は、日本エヤーブレーキ(現ナブテスコ)製HRD-1全電気指令式電磁直通空気ブレーキを採用した。これは静岡鉄道の車両として初めての全電気指令ブレーキである。常用ブレーキのほかに、非常ブレーキ、また保安ブレーキとして予備直通ブレーキを設置している。

集電装置は、1008編成までPT-4308-A-M[5]菱型パンタグラフを採用したが、1009編成・1010編成からは搭載する分散式冷房装置の設置間隔をできる限り均一化するために折り畳み寸法が小さい下枠交差型パンタグラフのTDK-4814に変更された。

 

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台車は、東急車輌製造製の車体直結(ダイレクトマウント)式空気ばね台車であるTS-812(Mc)およびTS-813(Tc)を採用した。いずれも枕ばねにはダイヤフラム式空気ばねを用いており、下揺れ枕は使用しない。基礎ブレーキ装置はレジン製ブレーキシューを使用する片押し式踏面ブレーキとした。

1008編成までは非冷房車として竣工し、各車内には客室および運転室に計7台の扇風機が設置されていたが、1979年(昭和54年)に増備された1009編成および1010編成からは扇風機を廃止のうえで冷房装置が導入され、屋根上に東芝製RPU-2211分散式冷房装置(冷凍能力8000 kcal/h/基)を各車4基ずつ搭載した。のちに非冷房車に対しても冷房装置の搭載改造が行われたが、こちらは集中式冷房装置を各車1基ずつ搭載する形に改められている。警笛には空気圧で動作するタイフォンに加えて急行運用時に使用するためにミュージックホーンを搭載する。

静岡清水線(しずおかしみずせん)は、静岡県静岡市葵区の新静岡駅と、同市清水区の新清水駅を結ぶ静岡鉄道の鉄道路線。

路線距離(営業キロ):11.0km
軌間:1067mm
駅数:15駅(起終点駅含む)
複線区間:全線複線
電化区間:全線(直流600V)
閉塞方式:自動閉塞式
保安装置:i-ATS・ATS-SN(速度照査機能付)


運行形態
全列車2両編成ワンマン運転となっている。平日は朝ラッシュ時間帯に最大1時間あたり15本、土曜休日の終日と平日の昼間は6-7分間隔の高頻度運転を行っており、昼間の普通列車は新静岡 - 新清水間を21分で結んでいる。その運行形態や路線の特性から、欧米ではLRTとして紹介されることもある。ワンマン運転は終日行われている。新静岡 - 新清水間の全線通し運転が基本であるが、平日ダイヤにおいて朝に急行と接続する新静岡 - 県総合運動場間の区間列車や、長沼駅の北側に隣接して車庫(静岡鉄道では鉄道運転所と称する)があるため、朝夕ラッシュ時の前後には出入庫運用として、柚木発新静岡行き、新静岡発柚木行き、新清水発長沼行き、長沼発新清水行きの区間列車が数本設定されている。

 

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急行
2011年10月1日のダイヤ改正で、15年ぶりに急行運転が復活し、平日朝に新清水行きが運行されている。停車駅は、新静岡・県総合運動場・草薙・御門台・狐ヶ崎・桜橋・新清水。いずれも乗降客が多い駅という。その反面、利用客の少ない県立美術館前駅と入江岡駅は区間運転の普通列車が運行しない区間の駅であるにもかかわらず急行は通過となり、朝ラッシュ時は実質減便となった。なお、急行列車が先行する普通列車を追い抜くことはないが、県総合動場駅で新静岡発県総合運動場行の区間列車から接続している。

かつて設定されていた急行は、日中も運転され、運動場前駅(現・県総合運動場駅)で先発の普通列車を追い抜く運転も行われていたが、1985年からは各駅の乗車機会向上のため各駅に停車する普通が増発され、急行運転は平日の朝夕のみとなった。その後急行は1996年4月1日のダイヤ改正で廃止され、2011年10月1日の改正で復活するまでの間、定期列車はすべて普通列車のみで運行されていた。
通勤急行
2011年10月1日のダイヤ改正で新設され、平日朝に新静岡行きが運行されている。停車駅は新清水・桜橋・狐ケ崎・御門台・草薙・古庄・日吉町・新静岡。早朝の2本のみ、県総合運動場駅で普通列車を追い抜く。
臨時急行
臨時急行は、2011年12月10日 - 2012年1月9日の土日祝日(12月31日を除く)に「セノバ号」として運行されたのが初めてであり、この時は新静岡と古庄 - 新清水の各駅に(新静岡行きは日吉町駅にも)停車した。次いで2012年の4月7日・8日の両日に、「静岡まつり」の観客輸送対応列車(列車愛称なし)として運転され、この時は下り列車(新清水行き)は通常運転されている急行の停車駅に、上り列車(新静岡行き)は、同じく通勤急行の停車駅に停車した。

普通

新静岡 - 新清水間の全線で運行される列車のほか、入出庫運用として新静岡 - 柚木間、 長沼 - 新清水間の区間列車がそれぞれ運行されている。また、平日朝には新静岡 - 県総合運動場間の区間運転が行われ、葵区・駿河区側に所在する急行・通勤急行通過駅利用者への配慮がなされている。

静岡鉄道1000形電車
基本情報
製造所 東急車輛製造
製造年 1973年 - 1985年
製造数 24両
運用開始 1973年4月25日
主要諸元
編成 2両
軌間 1,067 mm
電気方式 直流600 V
(架空電車線方式)
最高運転速度 70 km/h
設計最高速度 90 km/h
起動加速度 2.2 km/h/s
減速度(常用) 3.5 km/h/s
減速度(非常) 4.5 km/h/s
編成定員 280(座席96)人
車両定員 140人(座席48)人
車両重量 クモハ1000(Mc)
非冷房時:31.7 t
新製冷房車:32.7 t
クハ1500(Tc)
非冷房時:23.5 t
新製冷房車:25.7 t
最大寸法
(長・幅・高) 17,840 ×2,744 ×4,110 mm(新製冷房車)
車体 ステンレス鋼
台車 ダイレクトマウント式空気ばね台車
Mc車:TS-812
Tc車:TS-813
主電動機 直流直巻電動機
TDK806/6-G
TDK806/6-J
主電動機出力 110 kW(一時間定格)
駆動方式 中空軸平行カルダン駆動方式
歯車比 84:15(5.6)
編成出力 440 kW
定格速度 35.8 km/h
制御装置 抵抗制御・直並列組合せ・弱め界磁
ES769-A-M
ES769-A1-M
制動装置 発電ブレーキ併用全電気指令式電磁直通空気ブレーキ、直通予備ブレーキ
保安装置 i-ATS(変調方式MSK、車上パターン制御方式)、静鉄式ATS(点制御速度照査機能付)

 

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