酸素呼吸器の種類
循環式酸素呼吸器は使用者の呼気を再利用する方式であり、二酸化炭素を清浄剤で吸収・除去し酸素と合わせて循環させる仕組みになっています。
酸素供給の方式は、圧縮酸素形(高圧酸素ボンベ使用)と酸素発生形がありますが、酸素発生式は取り扱いがやや難しいため、現在一般には圧縮酸素形が広く使用されています。
圧縮酸素形循環式呼吸器は、高圧酸素ボンベの酸素を減圧し、定量補給ノズルより循環回路に供給する仕組みになっています。
激しい活動で呼吸量が増えた場合にはデマンド弁が働き、自動的に酸素が循環回路に追加補給され着用者に必要な酸素を供給する機能や、呼吸量が低下した場合に循環回路内の圧力が一定以上上昇しないように自動排気弁より呼吸器外に排出する機能も備えています。
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使用可能時間は、通常の使用で約150分とし、残りの使用可能時間は圧力指示計で確認します。
警報装置はボンベ残圧が約3MPaになると作動するようになっています。
また、面体内(循環回路内)に有害な外気が侵入したときは、手動補給弁により、有害な外気を排除することができます。手動補給弁の多用は酸素を浪費し、使用可能時問が減少するので注意が必要です。
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陽圧形は吸気時も面体内圧を陽圧に保つので、面体と顔面のすき間からの外気の漏れ込みがなく、安全性が高い呼吸器です。
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