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キクハ32形+キハ185系「四万十トロッコ号」

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キクハ32形

トロッコ列車用として1997年に501が新潟鐵工所で製造され、2003年には502が増備された。「キクハ」の形式称号が示すように運転室はあるが動力装置を持たない「制御車」である。廃車発生品のDT22形台車を装着し、かつ16m級の小型車体であるため、便宜上仕様面での類似性の強いキハ32形と同系列として取り扱われることになり、キクハ32形となった。


501は緑色塗装で、定員61名。運転開始当初は予土線の「清流しまんと号」の増便用として登場した。このため車体の前面や側面に白地のローマ字で「清流しまんと」や「四国」の文字が入っていた。その後、予土線以外で運用されるようになり、白地のローマ字で「四国」の文字だけに変えている。502は一部の腰部と床面がガラス張りとなっている。

502は当初は緑色塗装で定員52名であったが、2006年のリニューアルで青地にアンパンマンのキャラクターが描かれた「アンパンマントロッコ」となり、同時に定員は48名になった。車内もアンパンマン仕様となっている。
本形式は前述の通り動力装置を持っていないため、主にキハ185-20またはキハ185-26と連結して運転される。この両車はキクハ32形に合わせて車体帯色が緑に変更された。


キハ185系

国鉄の分割民営化を控えた1986年に、四国地区向けに製造された車両の一つである。
従来四国の特急列車に用いられていたキハ181系の代替車ではなく、老朽化した急行形のキハ58系・キハ65形の置き換えと同時に急行列車の特急格上げを行い、経営基盤の脆弱が予想されるJR四国の経営安定化を図る目的で開発された。
また、短編成での小単位輸送に用いることを念頭に置いて設計されているほか、更に徹底したコストダウンも図られた。

最高速度 110km/h
車両定員 60名(キハ185形0番台)
最大寸法
(長・幅・高) 21,300mm×2,903mm×3,845mm
車体材質 ステンレス
車両質量 39.0t(キハ185形0番台)
機関出力 250ps(DMF13HS)×2(キハ185形)
駆動装置 液体式(TC2A/DF115A)
変速段 変速1段・直結1段
台車 円錐積層ゴム式ボルスタレス台車
DT55(動力台車)・TR240(付随台車)
制動方式 電磁自動空気ブレーキ(CLE)
保安装置
ATS-SS(JR四国)
製造メーカー 日本車輌製造・新潟鐵工所・富士重工業
備考
Wikipedia laurier W.png第27回(1987年)
ローレル賞受賞車両


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