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水中処分母船・YDT 1号型300t 3番艇 YDT-03 海上自衛隊

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●基準排水量:300t
●主要寸法:全長46.0m×幅8.6m×深さ4.0m×喫水2.2m
長船首楼型
●エンジン:ディーゼル2軸(搭載主機:ニイガタ6NSDL)
 出力:1500PS
●船質:鋼
●速力:約15kt
造船所: 前畑造船 平成13年3月21日竣工
●船質:鋼
乗員 15名(他に水中処分隊員15名便乗可
所属:横須賀水中処分隊

現在のところYDT-01から06まで6隻建造されています。支援船第2種に分類される新型の支援船で、従来、退役掃海艇を転用していた特務船(YAS)に代わって、専用の母船として設計建造されている船で、支援機能や居住設備などが格段に向上しています。水中処分隊「機雷や不発弾、水中の爆発物処理」の母船です。

船楼後端には再圧タンクを備えた水中処分隊支援室が設けられ船尾には機力で昇降するダイビング台 が装備されている。水中処分具の整備格納、潜水用機材、処分艇、揚収用クレーン(荷重2t)などを装備しています。また船尾にはダイバー用の昇降機が付いており、海中への進出、帰還がスムーズに行えるようになっています。搭載艇は複合艇とゴムボートです。

水中処分員は海上自衛隊の特技(兵科)のひとつです。敷設された機雷や、海中で見つかった不発弾の処理が主な任務となります。海上自衛隊では水中処分員は重複可能な特技のひとつとされているため、隊員の中から志願者を選抜して育成する。幹部自衛官と曹士とで若干教育課程が異なるが、いずれの場合も海上自衛隊第一術科学校にて養成される。
海曹・海士の場合、最初に「海曹士専修科開式スクーバ課程」(約7週間)にて訓練を受ける。次に「海曹士特修科潜水課程」(約14週間)にて訓練を受ける。それから更に上級の課程である「専修科水中処分課程」(約12週間)を経て水中処分員となる。幹部自衛官の場合は「開式スクーバ課程」が無く、「幹部特修科潜水課程」(約14週間)から始まる。その後は「専修科水中処分課程」(約12週間)を経て水中処分員となる。

1957(昭和32)年 機雷や不発弾の処分技術習得のため米海軍UDTra(Under Water Demolition Training)課程に隊員を派遣
1964(昭和39)年 米海軍EOD(Explosive Ordnance Disposal)課程に隊員を派遣、技術輸入の本格化
1969(昭和44)年 海上自衛隊第一術科学校にて水中処分員の養成開始


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